スキンケアをきちんとしているのにしわやたるみが改善しない人は、洗顔が原因かもしれません。
悩みに合わない洗顔料を使っていたり、間違った方法でケアを繰り返しているとしわが増えたり、もっとたるんだりしてしまいます。
肌の若々しさを保つにはターンオーバーが鍵となるのですが、洗顔には汚れを落として肌のターンオーバーを正常に促すサポート作用があります。
今回は、しわとたるみのケアに一役買う洗顔料について詳しく解説していきます。
しわ・たるみの原因とは?

年齢を重ねるとともに、大きな肌悩みとなるしわとたるみ。
これらはひどくなると一気に老けて見えてしまいます。
しわは主に目元にできる浅く細かい小じわと、表情筋の収縮によってできる表情じわ、コラーゲンに深く刻まれた真皮じわなどがあります。
小じわは乾燥じわとも呼ばれ、表情じわは進行すると真皮じわになってしまいます。
そしてたるみは、肌のハリが失われて肌がゆるみ、垂れ下がってしまった状態のことをいいます。
目元や口元など皮膚が薄い部分のたるみが目立ちますが、たるみは顔全体や首などにも見られます。
しわとたるみが起こる原因は共通するものが多く、加齢によって複数の原因が同時進行で起こっている場合がほとんどです。
原因を7つまとめたので、思い当たる節があるかをチェックしてください。
①乾燥
肌の水分は、皮脂や角質にあるアミノ酸や尿素、ミネラルなどの「天然保湿因子(NMF)」、セラミドなどの「角質細胞間脂質」によって保たれています。
加齢によってこれらを生み出す量が減ると、角質層の水分を保持する機能も落ちてしまいます。
水分を保つ力が弱くなってしまうと、肌が乾燥して弾力性も低下。
乾燥によって角質層が乱れて小さなシワができやすくなり、そのままにしておくとシワとして定着してしまうのです。
洗いすぎなどで皮脂を落としすぎないこと、保湿成分を含む洗顔料で洗うことなどで乾燥を防ぐことができます。
②肌の弾力の低下
肌の弾力に大きく関係するのは、角質層がある表皮の下の「真皮」と呼ばれる組織です。
真皮ではコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸がバネのような構造で肌のハリを支えています。
これらの美容成分は年齢を重ねるとともに自然に減少してしまうので、弾力がキープできなくなり、たるみになります。
また、洗顔時にゴシゴシこすって強い刺激を加えることでも真皮もダメージを負ってしまいます。
摩擦しない洗顔もハリを保つコツの一つです。
③皮下脂肪の肥大化
エネルギーの貯蔵や保温などの働きを担っている皮下脂肪。
その皮下脂肪が加齢などの原因で代謝機能が落ちると肥大化してしま重力の影響に逆らえず、垂れ下がりたるみになります。
皮下脂肪を包み込んで支えているのは表皮なので、表皮を健やかに保つことが予防のポイント。
洗顔で汚れをきちんと落とすと後のスキンケアの成分が表皮に行き渡り、うるおいのある良い状態をキープできますよ。
④表情筋などの筋力低下
肌の弾力やハリは顔の表情筋によっても支えられています。
1年ごとに約2%ずつ低下していく全身の筋肉量と同様に、顔の筋力も低下します。
加齢による衰えと疲労などの影響で脂肪を支える力が弱くなると皮膚が下へ垂れて、たるみやしわにつながります。
表情筋を鍛えるにはストレッチやマッサージが効果的なのですが、摩擦につながるので洗顔時は行ってはいけません。
洗顔後にスキンケアをし、マッサージ用のクリームを使用してマッサージなどを行ってください。
⑤リンパの滞り
筋肉の老化や冷えなどでリンパや血液の流れが滞ると、肌に十分な栄養が届きにくくなります。
コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸は線維芽細胞という細胞で作られていますが、栄養が不足すると線維芽細胞で美容物質が作られず、ハリが失われてやがてしわやたるみになります。
さらに、リンパの滞りで残った老廃物によっても顔はむくみ、体内に溜まった水分は下垂していまいます。
垂れ下がった状態が続くと皮膚も伸びて、やがてたるみになってしまいます。
リンパを流そうと洗顔時にマッサージすることはNGです。
温めたタオルで顔を覆った後、目や口を大きく開く顔面の運動が効果的です。
また、利尿作用があるコーヒーや紅茶、緑茶、キュウリや豆類を摂取することも効果的です。
⑥紫外線
コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸は線維芽細胞で作られると前述しましたが、線維芽細胞の力の衰えに紫外線が関係しています。
紫外線を浴びることで肌の中で活性酸素が発生し、線維芽細胞がダメージを受けます。
すると線維芽細胞の活性が弱まり、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生成する量が減ります。
また、紫外線を浴びると数時間後には基底膜のコラーゲンを切断する酵素が発生します。
紫外線が真皮に届きやすくなってしまうため、線維芽細胞にダメージが加わりやすくなるという悪循環が生まれ、しわやたるみを引き起こすのです。
紫外線対策には日焼けどめを塗ることはもちろん、帽子や傘などで直接紫外線を浴びない工夫も必要です。
⑦活性酸素
紫外線のほかにも、活性酸素が生じる原因はいろいろあります。
喫煙やストレス、睡眠不足、激しい運動、飲酒などです。
除去されなかった活性酸素はDNAを傷つけて、新陳代謝に悪影響を及ぼします。
新陳代謝が滞ると古いコラーゲンが代謝されず固くなり、しわやたるみができやすい状態になってしいます。
活性酸素の予防に一番なのは生活習慣の改善です。
また活性酸素は化粧品の油性の成分と皮脂や汗が混ざり合っても発生しますので、洗顔で余分な皮脂や汚れをきちんとオフすることも活性酸素の発生を抑えることにつながります。