アトピー肌には敏感肌と変わらない軽度のものから重度のものまで、人によって症状の現れ方はさまざまです。
現代病ともいわれるくらい多くの方が悩んでいるアトピー肌のケアの基本は、「保湿」です。
スキンケアアイテムのなかでも美容目的で使うことが多い美容液。
アトピー肌の方が美容液を選ぶときは、どんな点をチェックすればよいのでしょう。
保湿成分にこだわる
アトピー肌に適した美容液選びで最も大切なのは「保湿機能」です。
美容液は「美白」「シミケア」「抗酸化」などいろいろな機能を持たせたものがたくさん販売されていますが、アトピー肌の方はどんな保湿成分が配合されているかをチェックしてください。
ひとくちに保湿成分といっても、肌の表面を覆って保護するタイプのものや、角質層内でうるおいを保つものなどいろいろな種類があるので、保湿成分の知識を深めておきましょう。
肌を保湿する成分
水分を挟み込む保湿成分
角質層内にある細胞間脂質と細胞間脂質の間に水分を挟み込む保湿成分で、とても保湿力が高いといわれている。
なかでもアトピー肌の保湿に有効なのはセラミドだといわれている。
【代表的な成分】
セラミド(ヒト型セラミド・天然セラミド)、スフィンゴ脂質、水素添加大豆レシチンなど。
水分を抱え込む保湿成分
肌の表面や角質層内でうるおいを抱え込んで保湿する成分。
【代表的な成分】
ヒアルロン酸、コラーゲンエラスチンなど。
空気中の水分を吸着する保湿成分
空気中に存在する水気を吸着することで肌を保湿する成分。
【代表的な成分】
グリセリン、アミノ酸類など。
全成分表示をチェックする
スキンケアアイテムのなかでも美容液は、美容成分の濃度が高いことが多いので、刺激も強くなる可能性があります。
美容液に配合されている主成分のほかにもアトピー肌の刺激となる成分がないか、全成分表示を見て確認しましょう。
「低刺激」「無添加」と表示されている場合でも安心せず、なぜ低刺激なのか、どんな成分が無添加なのかといったところまでチェックする必要があります。
なぜなら、低刺激・無添加という表示にはルールがないため、たった1つの成分を配合していないだけでも低刺激・無添加に表示することができるからです。
また、ビタミンC誘導体など攻めの美容成分もアトピー肌には刺激となってしまう可能性が高いので、注意が必要です。
サンプルなどでパッチテストをする
美容液に限らず、アトピー肌の方は新しいスキンケア商品を使用するには、サンプルやトライアルセットなどでパッチテストを行うことをおすすめします。
また、良さそうだと思った美容液が、普段使用している化粧水や乳液、クリームと相性が悪い場合もあります。
気に入った美容液があれば、同じシリーズでライン使いするというの良いですね。
肌に合わないものを使ってアトピー症状が悪化してしまっては元も子もありませんので、使用前には必ずパッチテストをしてくださいね。