コラム

スクワランオイルとは?

最近、スクワランオイルを愛用している女性が増えているようです。

スクワランやスクワランオイルは、保湿成分としてスキンケア化粧品によく配合されているので、聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

近年の美容オイル人気の高まりとともに、スクワランオイルにも注目が集まっていて、女優さんなど有名人の中にもスクワランオイルでケアをしている人がいるそうです。

スクワランオイルは顔のスキンケアだけではなく、ボディケア・ネイルケア・ヘアケアなど全身に使えるところが魅力。

これ1本で全身の保湿ケアができるのは便利ですし、コスパ的にも優秀ですが、スクワランオイルには一体どんな美肌効果があるのでしょうか。

また、ほかの美容オイルとの違いはなんなのでしょうか。

今回は、そんなスクワランオイルの効果を解説しながら、スクワランオイルの選び方や使い方などをご紹介していきます。

スクワランオイルとは?


スクワランは化粧品などの全成分表示でよく目にする成分名ですよね。

またスクワランオイルは、数ある美容オイルのなかでも天然由来の保湿剤として人気を集めています。

有名なものでは、無印良品のスクワランオイルなどがあり、女性のみならず男性にも愛用者がいるといいます。

そんなスクワランまたはスクワランオイルは、どのような成分で、どんな美肌効果があるのでしょうか?

スクワランはどんな成分?

化粧品に配合されるスクワランは、主に深海に生息する鮫の肝油から抽出されるスクワレンに水素などを添加して、分子構造を安定化させた成分のことをいいます。

スクワレンとは、私たち人間やサメのほか、植物にも含まれている成分で、皮膚を汚れや雑菌から守る皮脂膜の成分。

スクワレンは浸透性や保湿性に優れているのですが、非常に酸化しやすいため、酸化しにくいよう手を加えて化粧品に配合しやすく改良されたのがスクワランオイルです。

スクワランは潤滑性が高いので、保湿剤・軟膏・クリームといった化粧品に配合されることが多く、そのほか潤滑油として工業用にも活用されています。

鮫肝油由来のスクワランのほかに植物性スクワランもあり、こちらは刺激が少なく敏感肌用の化粧品に採用されることが多いです。

鮫由来でも植物由来でもスクワランは天然のものなので肌に優しく、もともと人体にある成分であることから肌なじみも良く安心して使えるオイルといえます。

スクワランオイルの特長

●人体に存在するスクワレンから作られるので、肌に優しく肌なじみも良い。
●肌がデリケートな方も使いやすい。
●粒子が小さいので、毛穴に詰まりにくく、浸透もスムーズ。
●固まりにくい性質なので、冬場でもさらっとしている。
●酸化しにくいので、開封後も新鮮な状態を長くキープできる。
●保湿効果に優れ、肌のバリア機能アップに役立つ。
●スクワランオイルは、ほかの美容オイルに比べて変質・酸化しにくく、肌なじみに優れ、また低刺激なので、さまざまな肌タイプの方も使いやすい万能オイルなのです。

スクワランの種類

化粧品に配合されているスクワランオイルは、前述のとおり、鮫肝油由来のものがほとんどです。

鮫肝油由来のスクワランオイル

化粧品のスクワランオイルの原料として主に使用されるのは、水面下200m~1,000mの深海層に生息する深海鮫の肝油です。

鮫は一般的な魚と違って浮袋がないため、肝臓内に脂質(肝油)を溜めてそれを浮袋代わりにしていますが、高水圧な環境で生きる深海鮫は浮袋代わりに大量の脂質(肝油)を蓄積しています。

深海鮫とは、ヘラツノザメ・アイザメ・ユメザメなどのことですが、たとえばアイザメは体内の3分の1を占める内臓のうち約7割が肝臓であり、その中にたっぷりとスクワレンが含まれているそうです。

このような理由から、スクワランオイルの原料に深海鮫が用いられるようになりました。

植物性のスクワランオイル

近年、深海鮫の捕獲量が不足してきたため、植物からスクワレンを抽出されることが増えてきました。

植物性スクワランオイルの原料となるのは、オリーブオイル・トウモロコシオイル・ベニバナオイルなどです。

スクワランオイルの美肌効果


私たちの体内にあるスクワレンは、皮膚を守り美しさを保ってくれる成分ですが、25歳頃を境に少しずつ分泌量が減っていきます。

そのため、スクワランオイルで肌を保湿するケアが有効になってきます。

雑誌やネットでも話題のスクワランオイルの美肌効果にはどのようなものがあるのでしょう。

肌のバリア機能を高める効果

シワ・たるみ・ニキビといったトラブルは、乾燥や紫外線によるダメージが主な原因です。

そうした肌トラブルを予防・改善するのに、スクワランオイルが役立ちます。

肌に塗布することで、スクワランオイルが皮脂膜の代わりとなってバリア機能をサポートしてくれるからです。

また保湿力が高く、肌にうるおいをしっかり補うことで、毛穴の目立ちやキメの乱れを防ぐ効果があります。

ターンオーバーを整える効果

美肌には、肌を定期的に生まれ変わらせるターンオーバーの改善が欠かせませんが、スクワランオイルには新陳代謝を改善する作用もあります。

スクワランオイルが肌全体に水分や酸素を届けてターンオーバーを促し、肌を生まれ変わらせてくれるのです。

年齢とともに気になるシミやくすみといったトラブルにも効果的です。

アンチエイジング効果

加齢によって肌のうるおいは失われ乾燥していきますが、その一因に、肌の水分を守る皮脂膜の減少があります。

この皮脂膜を構成しているスクワレンは年齢とともに減少してしまうため、肌の水分の蒸散を防ぐ皮脂膜も機能が低下してしまい、肌が乾燥していくのです。

そうした乾燥肌にスクワランオイルを塗布すると、皮脂膜の代わりに肌表面をヴェールのように覆って水分を保ってくれます。

また体内のスクワランの働きが活性化され、より若々しい肌状態をめざすことできます。

アンチエイジングは30代・40代以上のものと思いがちですが、体内のスクワレン量が減少し始める20代半ばを過ぎたら、積極的にスクワランオイルによるケアをスタートさせましょう。

浸透を高める効果

スクワランオイルは肌との親和性が高いので肌なじみが良く、粒子が細かいので浸透力も高いのが特長です。

スクワランオイルと一緒にその他の美容成分を肌に塗布すると、それら成分の浸透感も高まりスキンケア効率がアップします。

そのほかにもこんな効果が!

これまで説明してきた効果によって、以下のような肌トラブルの予防・改善が望めます。

●乾燥肌、インナードライ肌の予防・改善
●オイリー肌や混合肌の予防・改善
●シミ、くすみの予防・改善
●ニキビ、毛穴の詰まり、毛穴の開きの予防・改善
●アトピー肌の緩和
●シワ、たるみ、ほうれい線の予防・改善
●日焼け肌の緩和 など。
肌悩みを解消するためにいろいろな化粧品を肌につけるよりも、シンプルにスクワランオイルだけのケアを続けて肌の底力を鍛えたほうが効果的なこともあります。

スクワランオイルは使い方も多様

スクワランオイルは顔のお手入れだけでなく、まさに全身の保湿ケアにおすすめの美容オイルです。

●朝晩のスキンケアに
●腕や脚、ひじ、かかとの乾燥対策に
●ネイルのお手入れに
●日焼け、やけどの緩和ケアに
●髪の毛や頭皮のお手入れに
●妊娠線のケアに
●赤ちゃんのスキンケアやおむつかぶれ対策に
このように使い方も多様なので、スクワラン配合のオイルを1つ持っておくととても便利ですよ。

スクワランの副作用

防腐剤などの添加物を使用していない高純度のスクワランオイルは、副作用がないので安心して使える美容オイルです。

ですが、スクワランオイルのなかでもスクワラン100%でないものは、その他の添加物や成分などの影響で副作用が生じる場合もあるので、購入時に全成分表示などを確認するようにしましょう。