セラミドとは、肌の最も表面にある厚さ約0.02mmの角質層を構成している細胞間脂質の一種で、肌へ水分・油分を与える際の受け皿となってくれるスポンジのような重要な役割をしています。
セラミドは、皮膚の比較的浅い部分で働いているので、乾燥を防ぎうるおいを与えることができ、セラミド化粧品で補いやすい成分です。
セラミドには、水分を挟み込んでサンドイッチ状の構造を作る性質があり、非常に高い保湿力を持っていて肌の角質層に水分を閉じ込めます。
セラミドは水分を蓄えること以外にも、角質層の細胞間を隙間なく埋めることで、外部からの刺激をシャットアウトするバリアの役割を果たし、美しく健やかな肌状態を維持します。
セラミドは健康な肌の方の場合、約28日周期で生まれ変わるターンオーバーの過程で生み出されますが、20代という比較的早い段階から減り始めるので、若いうちから積極的に補う必要があります。
セラミド化粧品に期待できる効果とは
セラミド化粧品に期待できる効果はこちら
- シワ・たるみの改善
- くすみ・シミ・そばかすの改善
- 敏感肌・揺らぎ肌の解消
- 肌に水分を蓄えて保湿することで乾燥を防ぐ
- エイジングケアを行う
セラミドは、数ある保湿成分の中でもトップレベルの保湿力を誇る成分です。
日本の法律では、化粧品の浸透効果は「角質層まで」と定められています。
セラミドはもともと肌の角質層で働いている成分なので、セラミドを角質層に届けることができるセラミド化粧品は有効です。
セラミドを含むものには、セラミド化粧品の他食品やセラミドサプリもありますが、肌に直接セラミド配合クリームを塗るのが最も効果が期待できます。
ここではセラミド化粧品が肌に与える効果についてご説明します。
シワ・たるみの改善
シワ・たるみの原因となる水分量と油分量の減少をセラミド化粧品によって食い止め、ほうれい線や気になるシワが薄くなったという報告も!
くすみ・シミ・そばかすの改善
肌のターンオーバーを促進してくれるセラミドの効果で、新しい肌への生まれ変わりがうまくいくようになり、くすみ・シミ・そばかすが薄くなるのを促進してくれます。
その効果で肌が明るくなり、美白効果にもつながります
敏感肌・揺らぎ肌の解消
セラミド補給による肌のバリア効果アップで、刺激などに負けない肌になります。
高保湿のセラミド化粧品で減少したセラミドを補えば、もっちりプルプルの透明感のある肌をキープすることができます。
肌に水分を蓄えて保湿することで乾燥を防ぐ
水分をサンドイッチ状に挟み込むセラミドは、保湿力が非常に高い成分。
表皮に近い角質層で水分を保つので、見た目にもしっとりしたプルプル肌を作ります。
エイジングケアを行う
セラミドはエイジングケアに欠かせない成分です。
保湿によって改善する乾燥によるシワやたるみなどは、セラミドによって改善する可能性が大きく、美肌作りにとって強い味方となります。
また、内側から保湿したものを、肌の一番外側でふたをする役割も果たします。
セラミド化粧品がおすすめの人
日ごろ、次のようなことをよく感じている場合、角質層のセラミドが減少している可能性があります。
- 肌の乾燥を感じる
- 肌がゴワついて化粧がきれいにのらない
- 肌が荒れやすい、化粧品がしみる
- シワ・くすみ・シミや毛穴トラブルが気になる
- 敏感肌で肌の状態が安定しない
- ストレスや疲れを強く感じることが多い
セラミドは角質層内にもともと存在し、健康的で美しい肌を外的刺激から保護し、肌内部のうるおいを維持してくれる成分なので、どんな肌タイプの方にもおすすめの成分ですが、次に挙げる肌悩みを持つ人には特に効果的だといわれています。
肌の乾燥がひどい
表皮の乾燥には、セラミドが効果を発揮します。
肌のセラミドが十分にあれば、湿度が低い環境でも肌は水分を保持できるといわれています。
特に冬などの乾燥がひどい時期に、意識してセラミドを取り入れることで、カサカサしていた肌が劇的に改善されます。
化粧ノリが悪くよく崩れる
「最近化粧ノリが悪い」と感じたら、肌表面のうるおいが足りていない可能性があります。
また、化粧崩れは肌のうるおいをカバーするために、皮脂を過剰に分泌することで起こることがあります。
肌に適度な水分が補ってあれば、皮脂の過剰分泌を防ぎ、化粧崩れしない肌を作ることができます。
敏感肌である
敏感肌の人にとって、乾燥はとてもキケンです。
保湿して肌のバリア機能を高めなければなりません。
セラミドはもともと肌の角質層に含まれる成分なので、敏感肌の人でもセラミド化粧品は安心して使えます。
最近小じわが目立ってきた
目元・口元の小じわは乾燥によるものがほとんど。
小じわのうちに保湿してうるおいを与え続けることで、深いしわになる前にハリを取り戻すことができます。
アトピー性皮膚炎の人
アトピー性皮膚炎の原因の一つは、セラミドの量が極端に少ないこと。
アトピー性皮膚炎の患者は、健康な肌の人に比べてセラミドを分解する酵素の働きが活発なため、セラミドが過剰に分解され、健康な肌の人の3分の1程度しかありません。そのため、角質層のバリア機能が低く、さまざまな肌トラブルを発症してしまいます。
足りないセラミドを補うことで、アトピー性皮膚炎の改善につながります。
ニキビ肌の人
ニキビ肌のケアというと、アクネ菌の殺菌や洗顔が大事だと思われていますが、実は、保湿ケアも重要です。
最近の研究によって、ニキビ肌は角質層内のセラミド量がとても少ないためにバリア機能が低下していることがわかってきました。
セラミド不足によりバリア機能が低下し肌が乾燥すると、外的刺激から肌を保護しようとして、角質が厚くなる→毛穴の入口がふさがれる→菌が繁殖してニキビになる…という悪循環が起きます。
ニキビ肌の人もセラミドを補給すると、肌が保湿されバリア機能が正常化し、ニキビ発症の悪循環を断ち切ることができます。