化粧品

フラーレン配合美容液で期待できる美容効果とは

フラーレンとは、ダイヤモンドと同じ炭素で構成される分子のこと。

フラーレンには優れた抗酸化作用があり、エイジングケア成分や美白成分として注目されています。

しかし、ビタミンCやアスタキサンチンのように抗酸化作用を持つ美容成分は他にもたくさんありますね。

ほかの抗酸化成分は限定された活性酸素だけに働くのが特徴ですが、フラーレンの場合はすべての活性酸素に対しまんべんなく働くのが大きな特徴です。

活性酸素には大きく分けて4つの種類に分けることができますが、フラーレンは肌の老化現象を促進させる「スーパーオキシド」と「ヒドロオキシラジカル」という活性酸素を除去するので、エイジングサインやシミ、そばかすの予防につながります。

フラーレンを配合した美容液なら、いつものスキンケアに付け足すだけで効果的な美肌ケアができるのでおすすめです。

ここでは、フラーレン配合美容液の期待できる美容効果について詳しく解説していきます。

シワ・たるみ予防

フラーレンは細胞を酸化させる活性酸素を除去する働きがあるので、線維芽細胞の働きを安定させてシワやたるみを予防する効果が期待できます。

線維芽細胞とは、肌の真皮と呼ばれる層でコラーゲン繊維やエラスチン繊維を合成する物質のことをいい、肌のハリや弾力を保つために欠かせない存在です。

しかし、加齢やストレス、紫外線などの様々な影響で発生する活性酸素の影響を受けると、線維芽細胞の働きが衰えてしまいシワやたるみにつながってしまいます。

フラーレンを配合した美容液で、肌のシワやたるみ未然にケアしましょう。

シミ・そばかす予防

紫外線ダメージや摩擦などの物理的刺激、そして体内に増える活性酸素の影響でメラノサイトの働きが活性化すると、シミやそばかす、くすみの原因となるメラニン物質をどんどん作り出してしまうのです。

フラーレンの持つ優れた抗酸化作用はメラノサイトの活性化を抑える効果があるので、シミやそばかすを予防することができます。

また、フラーレンには肌のターンオーバーを促進する働きがあり、メラニン物質を肌の外へ排出させることで日焼け後の肌を元の肌色にスムーズに戻す手助けをします。

アルブチンやビタミンC誘導体(APPS)が同時に配合されているフラーレン美容液を使用すれば、メラニンに対して多角的に働き、より積極的な美白ケアが可能に。

シミやそばかすを予防したい人はもちろん、肌のくすみや日焼け後の肌をケアしたい人にもフラーレン配合美容液がおすすめです。

肌のバリア機能の改善

フラーレンの持つ優れた抗酸化作用は、肌のバリア機能を改善するという研究結果があります。

肌のバリア機能とは、角質層の持つNMF(天然保湿因子)、細胞間脂質、そして肌表面の皮脂膜によって働く肌の保護機能。

紫外線や物理的なダメージによる外的刺激が肌に侵入しないよう、常に働いています。

しかし、活性酸素の影響で肌のバリア機能が衰えてしまうと、肌荒れなどのトラブルを引き起こしやすくなり、やがて敏感肌になることも。

洗顔やクレンジングの後に肌がつっぱったり、ちょっとした刺激で肌がピリピリしてしまう人は肌のバリア機能が低下しているサインなので、フラーレンを配合した美容液でケアしてください。

また、新しい化粧品が肌に合わないほど敏感肌の症状が進んでいる人は、グリチルリチン酸2Kなどの抗炎症成分を配合した美容液を選ぶと良いでしょう。

ニキビ・ニキビ跡の予防

フラーレンを配合した美容液は、ニキビやニキビ跡の予防にも効果が期待できます。

加齢や紫外線、ストレスなどの影響で体内に活性酸素が発生すると、肌のターンオーバーが滞って古い角質が溜まりやすくなり、やがて毛穴詰まりを起こします。

ニキビの原因菌であるアクネ菌は、毛穴に詰まった古い角質やメイク汚れ、酸化した皮脂を餌に繁殖してしまうため、活性酸素はニキビができる原因にもなるのです。

また、フラーレンの働きで肌のターンオーバーを促すことができれば、炎症によってできてしまった色素沈着を防ぐことができるので、ニキビ跡の予防はもちろんニキビの解消をスムーズにする効果も期待できます。

ニキビの予防はもちろん、すでにニキビができている人で悪化を防ぎたいという人は、フラーレンを配合した美容液で積極的にケアをしていきましょう。